令和4年9月の刈谷市定例会では、様々な重要な議題が取り上げられた。
一般質問として、渡邊妙美議員が「一市民一スポーツとギフテッド児」について質疑を行った。特に、一市民一スポーツは刈谷市のスポーツマスタープランに基づくもので、市民がスポーツに関わる環境づくりが求められている。スポーツの重要性に加え、総合型地域スポーツクラブやホームタウンパートナー制度など、市が推進する施策も多く取り上げられた。教育部長の岡部直樹氏は、ホームタウンパートナー制度について、「全国的なスポーツチームと連携し、本市のスポーツの魅力を発信することを目的としている」と述べた。
次に、鈴木絹男議員が刈谷豊田総合病院の現状を問うた。病院は地域医療に重要な役割を果たしており、医師や看護師の人数や平均年齢についても言及された。鈴木議員は「医師の定年が近づく中で、医師の確保の重要性が高まる」と強調した。また、医療法人豊田会の理事である市長稲垣武氏も出席し、病院の経営や運営について意見を述べる場面があった。
続いて、白土美恵子議員は、女性の活躍推進について質問。審議会の女性委員の登用促進や女性施策について詳しく聞き、また福祉施策の充実にも言及した。特に生理の貧困問題に対する無償配布の支持と、その必要性について訴えた。
さらに、葛原祐季議員は障がい者情報の取得や意思疎通に関する施策を問うた。福祉健康部長の加藤雄三氏は、視覚や聴覚に障害のある方への配慮を強調した。また、地域における情報発信の重要性に言及し、行政からの様々な支援が求められるという意見に対し、行政の役割を果たすことの重要性を確認した。
最後に、黒川智明議員は、担保としての情報通信技術の重要性を問うとともに、市内の防災・減災に関連する取組についても触れた。特に、地域防災計画の修正や、それに伴う活動についての具体的な方針が求められる場面が多く見られた。