令和6年6月13日、安城市議会は第2回定例会を開催した。
会議は午前10時に開幕し、議事日程に従って進行された。これにより、様々な議案が質疑を受けた。
特に注目されたのは、国民健康保険税条例の一部改正と一般会計補正予算である。
森下祥子議員(安城市議会)は、第57号議案に関する質疑を行った。改正は課税限度額を引き上げるもので、具体的には22万円から24万円に引き上げることを目的としている。これに対し国保年金課長の大岡広幸氏は、「739万2,000円の所得が必要」と説明し、改正により568世帯が影響を受けるとされた。
次に、議案の一括審議が行われた第58号議案についての質疑では、石川いくこ議員(安城市議会)が補正予算に関連する質疑を展開。
南明治第三土地区画整理事業の委託業務について質問し、地元の要望も背景にあり、事業計画の進展が期待されていることが示唆された。区画整理課主幹の小笠原浩光氏は、「都市計画道路安城幸田線の南側で施行を行い、図書作成を進める」と答弁した。
さらに、杉山朗議員(安城市議会)は、新安城駅北口の駐輪場設置工事に関する質疑を行った。この工事は600万円の予算で計画され、約180台分の駐輪スペースの整備が予定されている。市の都市計画課長の牧原俊基氏は、「12月末に工事を完了し、1月から供用開始を目指す」と語った。
議会はその後、工事請負契約や愛知県後期高齢者医療の条例改正に関する質疑も続けられた。耐候性鋼材を用いた橋梁工事に関する発言があり、特に環境と現場条件を十分に考慮した上での材質選定が求められるとの意見が出た。
議会はこれらの案件をそれぞれ所管の委員会に付託し、次回の会議日程も確定されて散会となった。