令和3年6月2日、上野原市議会第2回定例会が開催された。
初めに、副議長の尾形幸召氏が議事を進行し、会議録署名議員の指名、会期決定などを行った。
今定例会は、6月2日から6月18日までの17日間を予定している。議会運営委員長の長田喜巳夫氏は、会期に関する報告を行った。これには、議案の上程及び審議が含まれており、市民にとって重要な課題が挙げられた。
市長の村上信行氏は、議案第69号から第81号までの議案を一括上程。特に、上野原市長の給与の特例に関する条例制定に注目が集まった。村上市長は、「市長給与の50%カット」を公約に掲げると述べ、その結果得られる資金を市民生活に寄与するため利用する方針を示した。
議案の一つには、上野原市の国民健康保険税条例および介護保険条例の改正案も含まれた。これは、新型コロナウイルスの影響を受けた被保険者の負担軽減が目的である。また、議案第73号には、令和3年度上野原市一般会計補正予算(第2号)の継続も提案された。補正予算の額は8億5,015万円となり、主に新型コロナ対策に充てられることになる。
議会では、総務産業常任委員会委員長の東山洋昭氏が、閉会中の委員会報告を行った。彼は、バリアフリー化や消防車両の更新状況について詳しく説明した。特に四方津駅バリアフリー化については、工事が令和4年3月を予定しており、地域に大きな期待が寄せられている。
また、文教厚生常任委員会の内田倫弘氏は、図書館の運営状況に関する調査報告を行った。新型コロナウイルスの影響で図書館の利用者数が減少しているとのことで、今後の対策が求められる。
選挙も行われ、小金沢土室山恩賜県有財産保護組合議会の議員が選任された。これらの議論は今後の市政運営に影響を与える重要なものとして位置付けられている。最後に、核兵器禁止条約の批准を求める請願書が提出され、今後の審議が期待される。