令和3年第1回北杜市議会定例会が行われ、様々な重要なアジェンダが議論された。最初に新型コロナウイルス感染症対策について、上村英司市長は、ワクチン接種についての見通しを示した。
今後は医療従事者、高齢者、基礎疾患を持つ人々、さらに一般市民へと接種が進む予定で、接種会場として体育館や医療機関を利用する。市長は「市民が安心して接種できる環境整備に取り組む」と述べた。
さらに、地域経済活性化策としてプレミアム付商品券の発行が議論された。市民からの要望に応え、「持続化応援金」や「特別給付金」を新たに創設することで、市内事業者へ広範な支援を行う考えが示された。特に商品券は地域店舗の利用を促進し、「経済支援、市民生活支援の両面において効果が期待できる」とし、市は引き続き情報発信を強化する意向を示している。
また、市民の文化活動への支援も重要な課題として取り上げられた。市は地域の文化協会に対し補助金を交付し、市民の文化活動を支援する意向を表明した。特に高齢者文化活動への配慮が求められ、今後、支援内容の見直しが必要と強調された。
さらには、八ヶ岳スケートセンターの存続問題についても明確な動きが見られた。県が廃止方針を打ち出す中、上村市長は「市が運営し、地域の期待に応えたい」と強調した。これに伴い、県への支援要望も継続するとし、施設の譲渡及び運営の基本方針についての論議も進んでいる。