令和2年第10回周南市議会定例会が12月18日に開催され、議案の審議が行われた。
会議では、議案第116号から第141号の補正予算が承認された。特に、令和2年度周南市一般会計補正予算(第12号)では、ふるさと納税の寄附額が昨年度に比べて157%増加したことが報告され、コロナ禍においても市内業者の活性化に寄与していると評価された。
また、議案第122号では周南市行政財産の使用料に関する改正が提案され、延滞金の計算基準となる特例基準割合が変更されたことに伴う改正が必要であると述べられた。これにより、市民に対する影響が考慮されたことが強調された。
環境建設関連の調査報告も行われ、新型コロナウイルス感染症対策に関する進捗が報告された。特に、コロナウイルスの影響を受けている大津島巡航株式会社の現状が述べられ、同社は感染症対策を徹底しているとのこと。これにより、通常業務への大きな支障はないが、引き続き感染症対策が必要であるとの認識が示された。
議案審議の中では、指定管理者の指定についても多くの取り組みが紹介され、周南市の施設運営における民間活力の導入が促進される見込みだ。特に、周南市の動物園におけるリニューアル事業は、地域の活性化と市民への貢献を視野に入れて進められている。
このように、各議案の承認は、市の財政運営や市民サービス向上に向けた重要な一歩であり、議員からの質疑も活発に行われた。市長や副市長を含む出席者たちとの意見交換も行われ、市の未来について前向きな姿勢が見られた。
最終的に、本会議は全議案を可決し、周南市のさらなる発展に寄与すべく、議会運営がなされていることが確認された。議会は市民の信託を受け、その期待に応えるために、引き続き努力していく考えが示された。