令和4年第2回市議会の会議では、周南市が今後進める施策方針や予算案が議論された。
はじめに、藤井律子市長は新型コロナウイルスの影響が続く中、感染防止対策の重要性を訴え、議会の運営方法に関しても、特に感染症対策を徹底する意義について言及した。
続いて、市長は施政方針にパーパスを組み入れ、市民に寄り添った行政運営の必要性を強調。その一環として、広報活動を強化し、地域との連携を深める考えを示した。特に、2050年のカーボンニュートラル達成を視野に入れ、持続可能な地域経済の発展を目指す方針が伝えられた。
さらに、予算案においても目を引く施策が多く、議案第20号から第31号までの予算案全体の項目には、国民健康保険や介護保険と関連した事業が含まれ、地域福祉の充実を図る内容が盛り込まれている。様々な分野における施策が予算案に反映されることで、市民サービスの向上が期待される。
一般質問では、周南市民の会からの質問があり、地域密着型の行政運営や施策に対する市民の関心が高まる中、特に子育て支援や交通安全に関する施策への具体的な問合せが誇示された。また、教育環境の改善に向けて、学校施設の整備や部活動の充実化に関する意見も多く寄せられた。
このような中、特に重要な施策である交通安全について、周南市では自治体間での情報共有やキャンペーン活動を進め、地域社会での交通安全意識を高める方針が強調された。特に、自転車の利用促進を図るための施策が導入されることも報告された。