令和元年第7回周南市議会臨時会が開催された。
議事の中では、まず会議録署名議員の指名が行われ、魚永智行議員と遠藤伸一議員が選ばれた。
次に、会期については本日1日間と決定された。さらに、報告第15号では、強風により被害を受けた倉庫に関する損害賠償が報告された。教育部長の久行竜二氏による説明によれば、台風により屋根材が飛散し、周囲に損害を与えたとのことだ。
この事故は老朽化した倉庫が原因であり、浮き彫りになった晴れた日常の無防備さに、市民からは一定の理解を求められつつ再発防止策が急がれている。市では現在の保険には天災が含まれないため、補償には課題が残る。
これに対し、友田秀明議員は、類焼や他の自然災害の際の補償問題についても言及し、教育委員会の管理責任について尋ねた。久行氏は、教育施設の老朽化が示された結果、その管理においてより高い注意義務の必要性を強調した。
次に、企画総務委員会の土屋晴巳委員長が、「シティプロモーション事業」に関する調査の中間報告を行った。市への認知度確認のための調査を過去数回実施しており、その結果に応じ、SNSを通じた情報発信が強化され、若い世代へのリーチに一定の効果があったことが示された。一方で、観光客数には大きな変化がなく、さらなる施策が求められている。
また、環境建設委員会においては、野犬対策に関する調査の中間報告が行われた。最近の咬傷事件を受け、市は迅速に対策を講じ、地域や保護者への注意喚起を行っている。委員長の岩田淳司議員は、これまでの捕獲実績と今後の方針に言及した。
最後に、議案第124号から第126号までが提案され、給料表などの改正案が可決された。市長の藤井律子氏は、令和元年の人事院勧告に基づくものであると説明し、一般職員に対してはおおむね月額1,200円の影響が予想されると述べた。議会では、今後の財政見通しや経費削減に対する市の姿勢が問われる中で、議案は賛成多数で可決された。