令和2年第8回周南市議会臨時会が開催され、重要な議題が取り扱われた。
会議は2020年10月29日に行われ、出席議員は29名であった。議長の青木義雄議員は冒頭、コロナ対策として、マスクの着用や手指消毒を徹底することを強調した。
議題には「新型コロナウイルス感染症対策に関する教育福祉委員会の中間報告」が含まれ、教育福祉委員長の岩田淳司議員は、病院や介護施設での新型コロナ感染の影響を報告した。特に新南陽市民病院では、面会制限や外来診療の調整が行われた。患者の受診控えがあったため、患者数が前年を下回ったと述べた。
また、山本貴隆モーターボート競走事業管理者からは、令和2年度周南市モーターボート競走事業会計予算の弾力条項の適用についての報告が行われた。その中で、舟券売上が好調であったことが触れられ、収益の増加に伴う経費の増額が必要であると説明した。具体的には、舟券収益が約55億円を記録した。
藤井律子市長からは、塵芥収集運搬業務中の死亡事故に関する行政報告があった。市は、事故の原因を慎重に調査し、委託業者への厳重注意や再発防止策を指導する考えを示した。調査結果に基づき、特に問題は認められなかったとしたが、今後の対応についても説明が行われた。
議案第110号では、モーターボート競走事業会計の補正予算が提案され、報告では売上の好調さから追加予算の必要性が述べられた。この予算は今後の競走イベントに影響を与えるとして重要視されている。
全体として、議題に上がった報告や提案は透明性の維持や市民への情報提供が目的であり、引き続き地域と連携した政策展開が求められていると議員からの意見が多かった。コロナ禍での事業運営においても、安心安全への注意がなされていることが確認された。