令和元年9月19日に行われた長門市議会では、重要な議題が討議された。
本日の会議では、議長の武田 新二君が開会を宣言し、その後、会議録署名議員の指名が行われ、岩藤 睦子議員と南野 信郎議員が選ばれることが決まった。
続いて、一般質問が行われた。最初に登壇したのは綾城 美佳議員で、観光政策について質疑を行った。彼女は、日本の観光振興が進展中であること、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、訪日外国人旅行者数4000万人を目指す中で、本市も観光戦略を強化すべきだと述べた。
さらに、彼女は第2次長門市観光基本計画の進捗について市長に具体的な成果や課題を問うた。大西 倉雄市長は、元乃隅神社がCNNに取り上げられるなどの効果があり、観光客数が250万人を超えたと述べつつも、宿泊者数が目標に達していないことも指摘した。宿泊促進策が今後の重要な課題であると強調した。
次に綾城議員は宿泊者数の目標達成に向けた具体的な施策を問うた。市長は、観光地での混雑や宿泊者数の減少について経験的な課題認識を示し、現在策定中の第3次観光基本計画では、数値目標の再検証が必要であるとの意見に同意した。
その後、観光課の光永 忠由部長が観光客数や宿泊者数の推移とその背景を説明した。市は地元観光資源を最大限に活用する施策を進め、その進捗状況を議会に報告することとした。
次に、長門市の人口減少と行財政運営についても言及され、重村 法弘議員が市長の8年間の主な施策を振り返る形で質問した。市長は、課題として特に県内の状況を挙げ、一つ一つの施策が市民生活に結びつくことが大切だと認識を示した。
このように、本市議会では観光や人口問題に関する真剣な議論が展開され、今後も地域振興に向けた取り組みが重要であることが改めて強調された。
議論は今後の計画や施策に関しても続けられる予定であり、議会の方向性が地域の活性化につながることが期待されている。