令和6年3月22日、長門市議会にて一般質問が行われ、地域のさまざまな課題について議論された。特に、セルフ・ネグレクトへの支援、道の駅センザキッチンにおける取り組み、風力発電事業の進捗などが中心テーマとして浮上した。
最初に、林哲也議員はセルフ・ネグレクトについて質問を提起。その中で、孤立した生活を送る高齢者の実態を紹介し、支援の重要性を強調した。江原達也市長は、同様の問題が市内で発生していることを認め、地域の支援体制が整備される必要性を述べた。また、地域住民による情報提供の重要性にも触れた。
次に、道の駅センザキッチンについての質問も交わされた。江原市長は、センザキッチンの成功を挙げ、さらなる観光促進に向けた取り組みを続ける考えを示した。さらには、宿泊施設の建設計画も進んでいることから、地域経済への影響が期待されるとの見解を示した。
また、何よりも心配されているのが、福祉タクシーの対象者拡大の問題である。高齢者や障害者など、福祉タクシーの必要性を感じる市民にとって、負担軽減が必要であるとされる。市長は検討する考えを示した。
最後に、オーガニックビレッジ宣言の実施から1周年を迎え、引き続き有機農業の促進が求められている。市は、県内で唯一のオーガニックビレッジとして、これからも地域の農業者と連携し、有機農産物の普及に努めていく考えを示している。