令和2年9月15日、長門市で開催された市議会では、様々な議題についての議論が行われた。特に、水産業振興や感染症対策、さらには新型コロナウイルスへの対応についての議論が目立った。
議長の武田新二氏が本日の会議を開会し、続いて議事日程の説明が行われた。まずは、会議録署名議員の指名があり、橋本憲治議員及び有田茂議員が指名された。
一般質問が行われ、南野信郎議員が水産業振興策の現状について尋ねた。これに対して市長の江原達也氏は、市内の水産業が厳しい状況にあることを認めた上で、地域経済活性化に向けた多角的な施策を示した。具体的には、漁業就業者の育成や後継者対策として県の支援制度を活用し、様々な漁業資源管理施策を進めていると述べた。さらに、地域ブランド化を進めることの重要性についても言及し、「長門の水産業のにぎわいを取り戻すために必要な施策を継続していく必要がある」と強調した。
続いて、幼稚園や保育園における新型コロナウイルスの初動体制について質問がなされ、市民福祉部長の光永忠由氏がその体制を説明した。感染者発生時には速やかに臨時休園し、消毒などの措置を講じるとし、緊急の連絡体制が確立されていることを報告した。
更に、岩藤睦子議員からは、感染拡大の懸念がある中での新たな生活様式についての意見が提出され、企画総務部政策調整監の堀俊洋氏が、地域活動やイベントの開催時についての基本方針を説明。市民への周知は多岐にわたっており、これに対する住民の実践につながる成果も見られると述べた。
最後に、自らの施策で経済を立て直し、COVID-19による影響を受けた市民生活を支援し続ける必要性が再確認された。江原市長は、「市民のいのちと生活を守りながら、地域経済の活性化を図ることが我々の責務である」と力強く語った。
全体として、本日の議会では長門市の水産業振興策や新型コロナウイルスへの対応策が主いテーマとされ、ここに市の前向きな取組みが映し出された。今後も議員たちは市民の幸福と地域の未来を考えた議論を続けていくと決意を新たにした。