令和元年6月の長門市議会定例会が開催された。市の議会においてこの会議は重要な決定が多く取り扱われる場であり、特に補正予算や条例改正が審議されることが多い。
本定例会では、まず会議録署名議員の指名が行われ、重村法弘議員と重広正美議員が選任された。続いて、議員の江原達也氏が一身上の都合により辞職した件が報告された。
また、この定例会の会期は6月21日までの22日間に設定されることが決定した。事務局長の永田信博氏が、詳細な審議日程について説明した。一般質問は6月4日および5日に行われる。
次に、議長の武田新二氏からの議長報告が行われ、これには山口県市議会議長会や中国市議会議長会への参加に関する内容が含まれていた。特に、地域のイベントへの参加も報告され、地域社会との結びつきを強調した。
さらに、大西倉雄市長による行政報告が行われた。市長は、本庁舎建設工事の進捗状況を報告し、工事は計画通り進んでいるとし、竣工に向けた期待を示した。重要な特性として、新庁舎が木造と鉄筋コンクリートのハイブリット構造で、国内最大級の規模を持つ点を挙げた。
また、山陰道長門・俵山道路の開通予定についても言及し、地域経済の活性化を目指していることを紹介した。新道路の開通は、観光資源の活用や企業誘致促進に繋がるとした。
さらに、健康促進を目的としたイベントの実施に関する計画も明らかにされ、多くの市民参加が期待されているとして、地域住民の健康意識の向上を図る意義が語られた。
最後に、本会議では議案第1号から第9号までの一括上程が行われ、令和元年度の一般会計補正予算が9億5,609万5,000円増額されることが提案された。これにより、光ファイバーの整備や温泉エリアへのWi-Fi環境の提供などが計画されている。