令和2年の12月の定例会が長門市議会で開催された。
議長の武田新二氏が開会を宣言した後、出席議員は18名であり、定足数に達していると報告された。
まず、第1日程の「会議録署名議員の指名」では、議員の上田啓二氏と綾城美佳氏が指名された。
次に、第2日程の「会期の決定」について審議が行われた。
議長は会期を本日から12月25日までの22日間と提案した。これに対し、異議がないと認められ、その決定が正式に承認された。
続いて、第3日程の「諸般の報告」では、議長がこれまでの議会活動について報告した。
新型コロナウイルス感染症の影響により、イベントや会議の中止が多かったことが述べられた。国のガイドラインに従い、活動が制限されていることも強調された。
その後、第4日程の「議案第1号から議案第27号の一括上程」が行われた。
ここでは、市長の江原達也氏が議案の概要を説明した。議案の中には、一般会計補正予算の提案が含まれており、補正総額は約2億6740万円に上ることが明らかにされた。具体的な用途として、トビイロウンカによる水稲被害への対策や、教育環境の改善のための施策が挙げられた。
加えて、特別会計および条例改正に関する議案も提案され、効率的な業務運営のための施策が紹介された。
最後に、第5日程の「委員長報告」があり、予算決算常任委員長の重村法弘氏が決算に関する要望を述べた。
この中で、市の職員研修強化や健全な財政運営、市税の減免など多岐にわたる市民への支援が求められた。特に新型コロナウイルスによる影響が強調され、それに基づいた柔軟な対応が必要とされている。
会議は午前10時01分に散会し、議会運営についての次回の日程が告知された。次の本会議は12月8日、午前9時30分に予定されていると報じられた。