令和2年4月、長門市議会臨時会が開催された。
議題として新型コロナウイルス感染症に関連する経済対策が話し合われ、様々な議案が提起された。議会には、新型コロナウイルス対策や市民生活への影響を最小限に抑えるための施策が議論されました。
行政報告では、江原達也市長が新型コロナウイルス感染症の影響について説明した。山口県内では23名の感染者が確認されており、長門市内では現在のところ感染者は確認されていない。市の施設は感染予防対策のもと運営を再開していることが述べられました。市長は、「市民生活及び市民経済への影響を留意する必要がある」との考えを示しました。
議案に関しては、議案第1号として令和2年度長門市一般会計補正予算が提案された。市長はこの補正が新型コロナウイルス感染症対策として緊急に必要なものであると強調しました。補正予算の総額は約3億9,652万円であり、中小企業者への経営支援、雇用安定支援事業及び助け合い応援券発行事業に関する予算が計上されています。
また、議案第2号では、国民健康保険条例の一部改正が提案され、傷病手当金の支給条件が整備されることになりました。これにより、感染した労働者が休みやすい環境が整う見込みです。議案第3号、第4号、第5号では、各種市税条例の改正が承認され、市民への税負担の公平性を確保するために必要な措置が講じられます。
特に、今後の議案として、経済対策の強化に向けては、補正予算は第2弾、第3弾と続く可能性も示唆されました。市民に対し市長からも感染防止対策の徹底が求められ、市民の意識を高めるよう促されました。議会においては全ての議案が承認され、経済対策が急務であることが強調されています。
議会では、議会運営委員の選任及び辞任の報告も行われ、議事は全て終了しました。議長の武田新二氏は全議案の承認を経て、令和2年第1回長門市議会臨時会の閉会を告げました。