令和4年5月27日、長門市議会臨時会が開催され、重要議案が審議された。
議会は、会議録の署名議員の指名、会期の決定から始まり、次に江原達也市長による行政報告が行われた。
市長は新型コロナウイルスワクチン接種の進捗を報告し、全市民の70.7%、23,400人が3回目接種を完了したと強調した。この接種率は県全体の62.8%を上回る。
さらに、国からの要請に基づき、重症化予防のため4回目接種が進められることを述べた。対象は60歳以上と基礎疾患を持つ18歳以上の方々であり、接種券は5月31日から発送される。
その後、市長は株式会社ナベルとの進出協定締結について報告した。ナベルは工作機械および医療機器を製造する企業であり、長門市の地域経済への貢献が期待される。
引き続き、日程第4に進み、議案第1号から第3号の一括上程が行われた。議案第1号は、令和4年度長門市一般会計補正予算で、額は4,353万円である。
生活困窮者支援の一環として、低所得の子育て世帯を対象とした特別給付金が計上され、対象者への迅速な支給が目指される。質疑の中で、ひさなが信也議員が具体的な給付時期や方法を確認した。伊藤和久健康福祉部長は、6月17日から児童扶養手当受給者への振り込みを予定していると述べた。
その後、議案第2号と第3号の専決処分承認が行われた。税条例改正により、商業地に係る課税標準を半減する措置が盛り込まれ、住民税の特例が延長されたことが承認された。
最後に、報告第1号から第4号が一括で審議され、光ファイバー網整備に関する専決処分が報告された。詳細設計の変更に伴い増額されたことが議論され、今後の施工に向けた重要な情報が提供された。
すべての議事を終了し、会議は閉会された。この臨時会での決定は、地域住民への重要な影響を及ぼすものである。