令和2年3月、長門市議会の定例会が開会し、会期が決定され、各議案の一括上程が行われた。
本定例会は、令和2年2月18日から始まり、全体で35日間の会期となる。議長の武田 新二氏が出席議員を確認し、定足数を満たしたことを報告した。議事は主に、議案の委員会への付託や予算についての報告が中心となった。
江原 達也市長は議案の提案理由を説明し、重点施策には「市民目線のまちづくり」「生活基盤の充実」「地域経済の活性化」が挙げられた。市長は「市民が主役、市民目線のまちづくり」を目指し、その実現に向けた施策の必要性を強調した。
特に、令和元年度長門市一般会計補正予算(第6号)は、国の補正予算成立に伴う必要な調整のため、6億5,274万1,000円の減となる見込みで、補正後の予算規模は234億8,875万1,000円に設定された。これに続き、国民健康保険事業特別会計や湯本温泉事業特別会計に関する補正予算も議題に上がった。
また、議案第16号として長門市部課設置条例の一部を改正する条例が提案され、新年度からの組織の再編に関する重要な変更が含まれている。これにより、観光や産業に関連する課の統合が行われ、より効率的な行政運営を目指す方針が示された。