令和6年6月7日、長門市議会は定例会を開催した。
本定例会では、議案及び報告の審議が行われ、特に令和6年度一般会計補正予算が重要なテーマとなっている。
長門市長の江原達也氏は、補正予算の概要について説明した。
今回の補正は、当初予算編成後に発生した必要経費を含み、総額は4,322万6,000円となる見込みだ。
歳出の主なポイントは、切れ目のない子育て支援の一環として、第2子以降の保育料を無償化する予算が計上されていることだ。
この他、移住者に対する支援金の増額や新たなプロモーションが予定されており、地域振興が期待される。
市長の江原氏は、観光動態調査の結果にも言及した。
令和5年の観光客数は前年比2.4%増の201万1,000人に達し、特にインバウンドの回復が目立つ。
今後の観光産業の活性化に向けた方針を示すと共に、地域経済への貢献に期待を寄せた。
また、災害時の対応を強化する取り組みとして、光東株式会社と応急対策資機材供給に関する協定を締結したとの報告が為された。
災害対策の強化は、市民の安全と安心を確保するための重要な施策である。
さらに、議案の中には、情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例が含まれ、行政手続きのデジタル化が進められる予定だ。
これにより、手続きの効率化と市民サービスの向上が期待されている。
市議会では、議案が一括上程され、各議案についての審議が今後行われる予定である。
最終的には、7月5日に各委員長報告や採決が実施される見込みだ。
議会の日程は、今後も注視していく必要があるだろう。