長門市議会の令和元年9月定例会(第3回)が開催され、複数の議案が審議されました。
本会議では、議案第18号「市の区域内の字の区域の変更について」が可決されました。この議案に対する質疑はなく、議会は委員会付託を省略することに同意しました。議長の武田新二氏は、「地域の発展に寄与するもの」として、強調しました。
続いて、議案第19号「人権擁護委員の候補者の推薦について」が議題に上がりましたが、こちらも質疑はありませんでした。武田議長は「適任とすることに異議はないと認める」と述べました。これにより、適任意見が付される運びとなりました。
報告では、報告第1号および第2号の専決処分について質疑が行われました。重村法弘氏は、「業務中の車両事故に関する報告」で金額等を具体的に示し、安全運転に関する注意喚起を教育委員会に求めました。中谷信浩教育部長は「今後の安全確認の徹底」について報告し、全給食配送員に対する交通安全研修の実施も述べました。
次に、報告第3号「権利の放棄について」が取り上げられ、時効期間の満了に914件、602万5102円の債権放棄が報告されました。田村敬助上下水道局管理課長は「除外の理由」を説明し、所在不明や支払い能力のないケースに触れました。
予算に関する議案の審議では、令和元年度一般会計補正予算から水道事業会計決算の認定について質疑がありました。林哲也議員は水道事業の経営状況に疑問を投げかけ、上下水道局長の宗村憲知氏は「水道事業の継続に向け安定供給に努める」との見解を示しました。さらなる有収率の改善を目指すことが語られ、効率化に向けた施策が期待されています。