令和元年9月13日、長門市議会は定例会を開催した。
新装開場となった議場で、会期は25日間に決定された。議長の武田 新二議員は、議会開会を定足数にて確認した後、議事を進行した。まず、中平 裕二議員と橋本 憲治議員が会議録署名議員に指名された。
続いて、市長の大西 倉雄氏による行政報告が行われた。長門湯本温泉の持続的観光地経営に関する要望書を受け、観光地の活性化に向けた取り組みについて語った。要望書には地域主体での観光地経営を進める意向が示され、市は協力体制を築いている。
なかでも、長門湯本温泉では入湯税への再投資の必要性があるとされ、具体的な推進体制の整備を目指している。
また、夏フェスタ2019の集客状況も報告された。台風の影響で一部イベントが順延となり、昨年より約3万人減少したが、総集客数は約9万7000人だった。市長はイベントの成功を支えた関係者に感謝を述べ、市民協力の重要性を強調した。
この他、長門市役所の新庁舎開庁についても触れ、新設された庁舎では市民へのサービス向上を目指しており、職員は市民の期待に応えるべく取り組む必要があると述べた。
さらに、9月8日に開通した山陰道長門・俵山道路についての経済活性化への影響も言及された。開通により、地域間の交通利便性が向上すると期待される。
議案の提案が行われ、令和元年度の一般会計補正予算は1億5153万3000円であり、総予算は236億4857万3000円となる。基本的には「健幸のまち・ながと」実現に向けた施策が計上されており、特に教育無償化に関わる予算も含まれている。
その他、特別会計や公営企業会計の補正予算に関する議案が発表され、議会におけるさらなる議論が期待されている。議長は次回9月18日の会議開催を告知し、本日の会議は終了した。