令和3年6月21日、長門市議会が開催され、長門市監査委員の選任をはじめとする重要な議案が審議された。
この日の議事では特に、過去の予算の執行報告が注目を集めた。また、文化芸術の振興に関する報告も行われ、多くの議員がその経営状況について質疑を交わした。
報告第5号では「公益財団法人長門市文化振興財団」に関する経営状況について、林哲也議員が質疑を行った。彼は政府の自粛要請により、文化芸術団体が深刻な影響を受けていることを指摘した。具体的な損失額が発表され、国の支援が不十分であることが明らかになった。
林議員は、文化は社会に不可欠な要素であるとし、積極的な政府の支援を求めた。堀俊洋経済観光部長は、令和3年度は新型コロナウイルス感染症対策を徹底しつつ、文化事業を安定的に運営する方針を示した。これは文化的イベントの開催に向けた適切な対策になると考えられている。
また、農業を支援するために設立された「一般社団法人アグリながとの経営状況」も報告された。林議員は、高齢化と耕作放棄地の増加という深刻な問題に言及し、アグリながとの活動が農業振興に寄与することが期待されていることを強調した。その際、国家及び市町によるサポートが重要であるとした。
江原達也市長は、アグリながとが進める農地の集積と連携の重要性について述べ、内容に関する情報交換の必要性を指摘した。このような取り組みが地域の農業の活性化につながる可能性があると期待される。
この日、提出された議案の質疑が行われ、委員会への付託が決定された。各常任委員会では、6月30日までに審査を終えることが求められ、次回の本会議は、7月1日に予定されている。議会サイドでは、定期的な進捗報告が行われる見込みである。