令和4年6月30日に開催された長門市議会では、複数の議案が審議され、全て可決された。
重要な議題の中には、令和4年度の一般会計補正予算や国民健康保険事業特別会計補正予算が含まれていた。これに対し、予算決算常任委員長の吉津 弘之氏は報告を行い、可決の決定を伝えた。一般会計補正予算は、塵芥処理費に関連するもので中央据え付けの新車両を導入する方針を明示した。この背景には原材料の高騰による予算不足があった。
国民健康保険事業についても大切な議案であり、委員からの質疑に対して執行部は、傷病手当金の適正な経費が必要であると答弁した。特に50万円の積算根拠が問われ、支給単価や対象者に関する詳細が示された。この制度によって支援の実効性が高まることが期待される。
また、長門市の産業振興を図るための「6次産業化支援施設条例」が審議され、開館日時や施設目的に関する質疑が交わされた。執行部は施設名を「ながとラボ」とし、地域産業の振興と商品の付加価値向上を目指すと強調した。
文化財に関する議案も重要な位置を占めていた。長門市総合文化財センター条例の審議では、観覧料が無料である理由として、市民や観光客が気軽に訪れることができる施設であるとの見解が示された。
さらに、重要な議案として、長門市の歴史民俗資料館条例が廃止され、新たな活用法が模索されることとなった。執行部からは施設の保管庫としての活用の考えが示された。
最後に、議員派遣についての討論も行われ、変更が必要な場合は議長に委任することが決定された。令和4年6月の定例会は全ての議事を終了し、その後閉会した。議長の南野 信郎氏はこれをもって会議を締めくくるとともに、出席者を労った。