令和2年7月29日、長門市で臨時議会が開催された。議会では、令和2年度長門市一般会計補正予算と光ファイバー網整備事業の工事請負契約について審議が行われた。
まず、江原達也市長が行政報告を行い、成人式についての方針を述べた。成年年齢引き下げを受けて、成人式をこれまで通り20歳で実施することを決定した。また、式日を1月3日とし、名称について今後検討するとのことだ。
議案については、議案第1号である令和2年度一般会計補正予算は新型コロナウイルス対策の予算組み替えが主な内容である。この補正では、空間除菌機の整備を取りやめ、壁掛け扇風機などの配備が計画されている。予算の総額は減少し、231億5,550万8,000円に変更となる。
次に議案第2号の工事請負契約についての審議が行われた。この議案では、光ファイバー網整備事業として、NECネッツエスアイ株式会社との契約締結が提案されている。入札に関しては、前回の不調を受けた仕様書の変更についても説明があった。執行部は、適正な入札制度を引き続き維持しつつ、より公平な取引を目指す考えを示した。
質疑の後、議案第1号と第2号はいずれも賛成多数で可決された。議案の提出にあたり、執行部は迅速な対応を行う姿勢を強調している。
また、追加の委員会付託が行われ、予算決算委員会及び総務民生委員会での確認後、再開された会議の中で、各委員長から内容の報告があった。特に、幸福に関わる施策への協力体制が今後の課題として挙げられている。
会議は、すべての審議が終了した後、無事に閉会した。議会は、地域の振興や災害対応における積極的な取り組みを期待する意見が多く寄せられた。