令和2年6月3日、長門市議会で定例会が開催された。本会議では、主要な議案が複数上程され、審議が行われた。
議案の中では、特に一般会計補正予算が注目を集めている。議案第1号「令和2年度長門市一般会計補正予算(第5号)」については、予算決算常任委員長の重村法弘氏が報告し、賛成全員で可決することが決定された。この補正予算には、コミュニティ支援事業や児童手当制度の改善に関する施策が含まれており、市民活動の振興に寄与すると期待される。
また、議案第2号から第25号までの税条例の改正も行われた。特に中小事業者の支援を目的とした改正が特色で、地域経済の活性化に寄与することが見込まれている。岩藤睦子氏が、具体的な対象や手続きについて質疑を行い、執行部は明確な回答を行った。
一方で、江原達也市長からの行政報告では、新庁舎の全面供用開始が報告された。これにより、市民サービスが向上することが期待されており、長尾正勝企画総務部長は、庁舎の有効活用についての具体策を述べた。また、林業法人の設立も発表され、地域資源を活用した持続可能な発展を促進する狙いがある。