令和5年3月22日、長門市議会で開催された第1回定例会において、令和5年度の予算案など29件の議案が審議された。市長、江原達也氏をはじめとする執行部は、各議案について詳細な説明を行った。
特に、重要な議案である「令和5年度長門市一般会計予算」については、予算決算常任委員長である吉津弘之議員が審査結果を報告した。具体的には、市の財政調整基金の繰入額が前年比で2億5,000万円増となり、決算を見越した最終的な繰入金額は今後判断される見通しであると述べた。
また、市民活動推進費の集落機能再生事業について、地域づくり協議会の設立や支援についても言及され、合計で3つの地区を設立目標とし、中間支援機能を担う市民活動支援センターとの連携が強調された。
議案の中では、特に注目される内容として「長門市子ども・子育て会議条例」の改正や「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」があった。議員らからは、不登校支援について意見が交わされ、その必要性が確認された。
さらに、「長門市国民健康保険事業特別会計予算」や「長門市介護保険事業特別会計予算」においても、保険料の負担率が前年よりも上昇する旨の発表があり、自治体としての対応が求められているとした。