令和3年12月7日、長門市議会では一般質問が行われ、市の政策や公共事業についての質疑が交わされた。
最初に、市民から寄せられる要望や苦情への対応についての質問があった。西村良一議員は、「市民からの声をしっかり聴くことが重要だ」と指摘し、要望書の提出方法が簡素になっているかを問いかけた。江原達也市長は、「要望への対応は、私自身が確認し、関係部署に指示を出している」と答え、透明性を強調した。特に、地域の声を拾うための活動を続けていることを強調した。
次に、西村議員は市町の協働による取り組みについても質問。特に、「市民と市役所の信頼関係が重要で、要望に対して丁寧な説明が必要」とした。市長は、市民の声を真摯に受け止め、傾聴する姿勢が必要と述べた。
水産業関連の質問では、中平裕二議員が長門市水産業振興計画の進捗状況を尋ねた。江原市長は周囲の課題を踏まえ、「次代を担う漁業者の育成に努めている」と説明。さらに、地域における水産資源の管理状況についても報告があった。市は、持続可能な水産業の推進を重視しており、特に地元産の水産物販売促進に力を入れる方針を示した。
また、街のインフラについても意見が交わされた。江原議員は、「老朽化した道路や橋梁の維持管理の現状」と「今後の課題」に言及。市では、道路の点検や補修方针を立て、皆が利用しやすいよう配慮していると応えた。しかし、予算には限界があるため、戦略的な投資が必要であるとの見解が示された。