令和6年4月19日、長門市議会臨時会が開催され、市税条例の改正や工事請負契約の締結について議論された。
議会は午前9時30分に南野信郎議長のもと開会し、出席議員は18名で定足数を満たしていることが確認された。
日程では、まず会議録署名議員の指名が行われ、西村良一議員と江原健二議員が指定された。次に、会期が本日1日と決定された。
続いて、議案第1号から第3号までの一括上程があり、江原達也市長が議案の概要について説明を行った。議案第1号は、油谷支所庁舎等の建設工事に関するもので、入札を経てヤマネ鉄工建設・中原組が落札したと報告された。議案第2号は市税条例の一部改正を含む専決処分の承認を求めており、個人住民税の定額減税が主要な改正点である。 さらに、議案第3号は過疎地域の支援に関する特別措置法に基づく固定資産税の課税免除の延長に関するもので、こちらも専決処分により処理された。
市長の説明を受け、議案第2号、及び第3号は質疑の結果、委員会付託を省略して承認された。議案第2号については「承認することに賛成の方は起立願います」と議長が促し、起立多数で承認された。続いて議案第3号も同様に承認が得られた。
最後に、議案第1号が議題に上がり、質疑が行われたが、特に疑問点が挙がらなかったため、委員会へ付託された後、総務産業常任委員会の報告が行われた。委員長の田村大治郎議員は、工事請負契約が賛成多数で可決されたことを報告した。 議案第1号も賛成多数で可決され、すべての議事が終了した。
市議会臨時会は午前11時53分に閉会し、最後に南野議長が出席者に労をねぎらった。今後の施策に向けて、議員たちは新たな一歩を踏み出す。