令和4年6月定例会が開催され、長門市の重要施策が次々と議論された。
江原達也市長は、コロナ対策での自己感染について、謝罪した。
文化振興財団やアグリながとの経営状況の報告が重要視され、特に文化振興財団の厳しい決算が伝えられた。収支は約1,793万円の赤字となり、前期剰余金と積立金の取崩しが行われた。
堀俊洋経済観光部長は、コロナ禍での文化事業の制約について説明し、観賞事業の充実を図る必要性を強調した。
また、長門市文化振興財団の運営においては、アンケート結果に基づいた施策が評価されており、地域のファン獲得の動向にも触れた。
次に、一般社団法人アグリながとの経営状況について報告があり、農業分野の振興が議論された。堀部長は研修生の育成や新たな技術の導入などを評価し、質疑に対して「地域の活性化に貢献することを期待している」と述べた。
また、議案第1号から第14号までの審議が行われ、長門市の財政状況の健全化に向けた取り組みが進められていることが示された。特に、令和4年度一般会計補正予算や国民健康保険事業特別会計の補正予算が審議される中、収支の透明性が求められた。
さらに、ながとラボの条例の制定に向けた具体的な内容が話し合われ、地域資源を用いた商品開発のための柔軟性が保障される点が評価されている。
最後に、委員会付託により、各議案が6月29日までに審査を終えることが決定され、議会は6月30日に再開される予定である。