令和3年3月2日、長門市議会は定例会を開催し、複数の補正予算や新年度予算を審議した。議題では令和2年度長門市一般会計補正予算(第13号)や特別会計予算などが上程され、可決された。
予算決算常任委員会の重村法弘議員は、一般会計補正予算については賛成全員で可決すべきとの報告を行い、その中で歳入の新型コロナウイルス感染症による減収とその補填策について説明した。これに対して議員からは国からの財源措置や減収に伴う施策の効果について質疑があり、執行部が詳細を答えた。
また、長門市の各特別会計についても審議が行われ、特に国民健康保険と介護保険事業の補正予算が質疑の中心となった。岩藤睦子議員が各保険事業の影響評価を尋ね、執行部からは新型コロナウイルス関連の負担軽減策とその効果について報告された。
総務民生常任委員会の業績に関して、電子的に行った証明書の発行や医療費助成といった施策についても評価され、各常任委員長が報告を行った。議案はすべて可決され、進行に対する質疑も積極的に行われ、市民生活に直結する様々な政策に市議会が関与した様子が垣間見えた。市長は「住みたい街づくりのため、皆さんの意見をしっかり反映しながら進めたい」と述べ、今後の取り組みへの意欲を再確認した。