令和6年第1回岩国市議会定例会は、3月22日に開催された。議会では、重要な議題として経済常任委員会による審査報告が行われ、複数の補正予算や特別会計予算が可決された。
特に、議案第1号においては令和5年度の一般会計補正予算が提案され、教育民生常任委員会や建設常任委員会からも予算案の適正性が確認された。また、令和6年度の一般会計予算においては、農林水産業費や土木費、教育費の予算が詳細に審査され、各委員による質疑が活発に行われた。
質疑の過程で、議員からは熊の捕獲事業の報酬見直しについての提案や、農業振興施策のさらなる周知の必要性についての意見が出され、当局は適切な対応を検討する姿勢を示した。特に、農業構造改善対策費の新規事業に関しては、補助金申請の上限についても説明があり、地域農業の活性化を図る意向が確認された。
さらに、議員提出議案第1号では、岩国市議会議員の報酬及び手当についての改正案が提出され、議会の委員長及び副委員長の職責に応じた報酬改善が求められた。
このほか、議員提出議案第2号と第3号では、議会規則や委員会条例の整備が提案され、デジタル技術を活用した手続きのオンライン化が進められることとなる。これにより、より迅速かつ効率的な議会運営が期待されている。
最後に、市長からは今後の予算執行における市民の要望に応えるため、さらなる努力をする旨が述べられ、議会もその活動を支える姿勢を見せている。