令和3年9月7日、岩国市議会は第4回定例会を開催した。
会議では、認知症施策の推進、骨粗鬆症予防、サンライフ岩国の運用に関する内容が中心となっている。
初めに認知症施策について、認知症の普及啓発と予防の取り組みを推進する方向性が示された。
認知症の人との共生社会を目指し、認知症サポーターの養成講座や、通いの場の育成が行われている。
本市では、認知症サポーター養成講座を14回、329人を対象に開催し、
今年度はすでに140人のサポーターが養成されるなど、地域での理解を深める取組が進んでいる。
次に、認知症の早期発見には、地域の医療機関との連携が重要であることが述べられた。
認知症初期集中支援チームの設置により、医療と介護の連携が進み、早期に必要な支援を提供できる体制が整いつつある。
地域包括支援センターの利用促進も進められており、今後も相談窓口の強化が期待されている。
さらに、社会参加を促すため、いわゆる障害者スポーツの振興が重要であるとの認識が示された。
参加者の多様性を尊重し、誰もがスポーツに親しむことができる環境づくりが求められ、
障害者への支援体制も充実させる必要があると考えられている。
最後に、骨粗鬆症に関する取り組みが紹介された。骨の健康が高齢者の生活に直結することから、
啓発活動や検診の強化が必要とされている。今後は骨密度測定やフレイル予防教育などが取り組まれる。
全般的に、議会での話し合いは、市民の安全と健康を守るための重要な施策が進められる方向性を示しているといえる。