令和4年12月7日、岩国市議会は第6回定例会を開催し、スケートボード場の新設や近延川の整備状況などについて議論した。
特に注目されたのは、岩国スケートパークの移転検討についてである。このパークは川西地区の河川敷に所在し、冠水のリスクが高いが、現在の改修工事により利用者の評判も上々である。しかし、安心・安全な場所への移転が望まれる中、移転先の候補地に関する調査が検討されている。
また、スケートボード場の利用者層が広がっていることも評価されている。初心者から上級者までが利用できる環境整備が求められる中、幅広い層に対応するための施設整備が必要であるとの意見が多数寄せられた。スケートボードの人気が高まる今日、行政は市民と連携し、地域の活性化にもつなげていく必要があると考えられている。
次に、近延川の整備状況についても進捗報告が行われ、災害復旧工事が順調に進められているとのことであった。特に、河川護岸の工事が進行中で、来年の早い時期に整備が完了すると見込まれている。
また、ドローンの利活用についても言及があり、護岸点検など多様な用途が期待されている。今後は公益の確保を図りながら、迅速な点検・把握を可能にする運用が進められる予定である。
市の安全保障政策に関連しては、シェルターの設置が提案され、国民の安全を守るための積極的な取り組みが求められている。有事に強い町づくりは市民にとって必ず必要となるが、具体的な行動に結びつけることが重要であるとの意見があり、市はその方向性を確認している。
さらに、基地において地域から生鮮食品の調達を進めることも課題とされ、地域経済の活性化にも寄与するとの期待が寄せられている。今後も地域産業を支えながら、基地との共存を図る取り組みが継続していく方針である。
最後に、認知症予防や補聴器の助成制度に関する議論も重ねられ、高齢者の孤立を防ぐための制度づくりが強く求められている。このように、市の施策は多岐にわたり今後の展開が注目されている。