令和5年3月6日に行われた岩国市議会では、幹線道路と防災対策に関して重要な議論が交わされた。特に、昨年の台風14号による被害が大きく影響を及ぼし、国と県への緊急要望が提出されたことが焦点となった。
議会での発言によると、台風14号以降、道路ネットワークの脆弱性が再確認され、特に国道2号や県道岩国玖珂線が台風の際に交通規制を受け、多くの市民に影響を及ぼした。市は、これに対して早急な対策を求め、4つの要望として国や県に対して強いメッセージを送り、その反応についても確認されている。国土交通省山口河川国道事務所長は、進行中の道路整備には引き続き取り組むという意向を示している。
また、緊急要望の中には、早期実現が求められる岩国西バイパスに関する要望も含まれていた。市からの回答により、岩国西バイパスの事業化についてはまだ具体的な進展が見られないが、国と県がしっかりと整備を進めていく必要があることが明言された。
さらに、藤重議員は行政が平時から道路管理者と連携を取り、困難な状況が発生した際に、素早く対応ができる体制を作るべきだと提案した。この提案に対し、市長も賛同し、幹線道路の整備に向けた努力と情報共有を強化する意向を示している。
今回の会議は、岩国市が直面する交通インフラの問題を解決するための第一歩であり、今後とも国や県との連携が重要視される。市民の生活が安全で快適なものとなるよう、引き続き関係機関との協力を強める必要があるだろう。今後の議会での議論にも注目が集まる。