令和3年第2回岩国市議会定例会が3月8日に開催され、様々な議題が報告された。
最も注目されたのは、行政のデジタル化の推進についてである。このテーマについて、河合伸治議員は、マイナンバーカードを活用した電子申請の導入やICTの活用など、行政のデジタルトランスフォーメーション(DX)について現状を質問した。
福田良彦市長は、政府のデジタル庁創設に関する方針を受け、岩国市でも今年度中にデジタル化推進専門部署を設置する予定だと述べた。「国の動向を注視し、行政経営改革プランに掲げた取り組みを一層強力に進める必要がある。」と強調した。
さらに桜に関する質問も盛り上がった。河合議員は、錦帯橋や吉香公園の桜の管理状況について懸念を示し、公共の観光資源としての桜の位置づけについて市の見解を尋ねた。様々な桜の種類が管理されているが、異常気象や病害虫の影響がある中、藤村篤士環境部長は、維持管理および市民との協力を通じて、桜の風景を次世代に引き継ぐ活動が重要であると述べている。
最後に、障がい者・高齢者宅のごみの戸別収集に関して、河合議員は、施策の進展状況や制度設計について質問した。児玉健二健康福祉部長は、令和3年度からの実施に向けた準備が整っているとし、特に高齢者や障害を持つ方への配慮が必要であることを示した。
これらの議論を通じて、地域課題としてのデジタル化の推進や、地域資源の保護、支援が引き続き重要であるとの認識が共有された。
市民、関係団体が連携し、学校と地域の一体的な教育環境の整備や、課題解決に向けた取り組みを進めることが求められている。今後これらの施策がどのように進行するか、注目が集まる。