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台風14号被害の治水対策と投票率の改善策を議論

岩国市議会で台風14号の影響を受けた治水対策と投票率の低下が議題に。市長は改善策を提示。
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令和4年12月13日、岩国市議会は第6回定例会を開催し、様々な議題が提示された。

最も注目されたのは一般質問のセッションであり、市民からの多くの関心を集める内容が挙げられた。広中信夫議員は、錦川流域の治水対策及び投票率向上について言及した。特に、前回の台風14号による被害の影響を受けた市の治水対策について、被害状況と今後の対応を確認した。

広中議員は、台風14号による記録的な豪雨が原因で、床上浸水14件、床下浸水34件の被害があったことを挙げた。市長の福田良彦氏は、この問題に関して事前放流の必要性を強調した。事前放流による水位低下で幸運なことに、被害を一定程度軽減することができたと述べた。

さらに、広中議員は、撹乱要因として、南河内、御庄、美川、北河内の各地域での被害状況を取り上げ、緊急安全確保レベル5発令地域の対応状況に疑問を呈した。福田市長は、被災原因を多角的に調査し、今後の対応には山口県とも連携を強化すると答弁した。

また、投票率の問題については、前回の市議会議員選挙が45.75%となり、投票者数がさらに減少したことを懸念する声が上がった。選挙管理委員会の藤本忠夫氏は、減少の理由としてコロナ禍の影響や政治への関心不足を挙げ積極的な啓発活動を行うことを約束した。

次に、令和4年度岩国市一般会計補正予算(第7号)について、市長はエネルギーや食料品の価格高騰に伴う支援について言及した。具体的には、子育て世帯に対する経済的支援を含む経費を歳出に盛り込むことを説明した。総額6億3126万1千円の補正が計上され、予算規模は752億7542万5千円となる。

そして、議会広報特別委員会の設置についても説明があり、過去の取り組みを元に情報発信の強化を目指すとした。一貫して市民との距離を縮める努力を続ける必要性が強調された。

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議会名令和4年第6回岩国市議会定例会
議事録
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