令和3年第3回岩国市議会定例会が6月16日に開催され、出席議員全30人による活発な議論が展開された。
議事日程に基づき、日程第1として会議録署名議員の指名が行われ、広中信夫議員、松川卓司議員、瀬村尚央議員が筆頭に挙げられました。
続く日程第2は一般質問でした。植野正則議員が登壇し、岩国市の農振農用地について質問しました。特に、農業振興地域の農用地区域の見直しに関する基礎調査についての状況が挙げられました。市長の福田良彦氏が返答し、農用地区域の見直しに関する業務委託や調査結果について言及。特に、農業の現状と動向を把握するためにアンケート調査を実施し、その結果、働き手の高齢化や鳥獣被害、後継者問題が深刻であると明らかになった。
次に、周陽環境整備センターの解体と跡地活用についての質問もあった。この解体工事は令和4年度末までに完了する見込みであり、解体後の活用策について市長は地域住民の意向を考慮しつつ検討していく意向を示しました。
さらに、田村博美議員は観光行政について、観光需要の喚起に取り組んでいると報告。特に、観光ウェブサイトやSNSを通じた情報発信の重要性を強調しました。また、鵜飼についての質問もあり、市長はその魅力を伝えるための施策を強化していく方針を示しました。
次に、広中英明議員の登下校時の安全対策に関する質問がありました。市内の交通事故件数や自転車通学の問題について注意喚起が行われ、学校や地域ボランティアとの連携を深めていく姿勢が表明されました。
最後に、丸茂郁生議員が人口減少問題や地域包括ケアシステム、人材確保について質問し、現在の施策の充実が求められました。特に、新型コロナウイルス感染症の影響から地域医療と福祉の両面での施策強化が必要であると訴えた。
これらの議論を経て、市は今後も様々な施策を展開し、市政の透明性を高めるための情報発信を推進することが確認され、出席議員からも市民への誠実な対応が期待されました。