令和5年12月22日、岩国市議会は第6回定例会を開いた。
議題には、議員提出の各種議案があり、特に議案第9号、議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例改正案が注目された。
議案は、特別職の給与改定に伴い、議員の期末手当を引き上げる内容であり、賛成意見と反対意見が交わされた。
賛成派は、給与引き上げを合理的とし、職務の重要性を強調した。一方、反対派は、庶民の暮らし苦を理由にこうした決定は時宜を得ていないと訴えた。
議員の松田一志氏は、物価高の中で報酬引き上げに反対する立場を明言し、市民の現状を重視するよう求めた。
また、議案第10号では中山間地域振興施策調査特別委員会の設置が提案された。この委員会は、中山間地域の振興に向けた現状と課題の調査を目的とし、委員は10人で構成される。
この他、教育民生常任委員会の報告にて、今年度の一般会計補正予算に関する議案が適切な評価を受け、可決される見込みとなった。
議案の詳細では、一般会計補正予算の中における福祉関連項目の増加が示され、これらの措置が地域住民に与える影響について議論がなされた。
最後に、市長の福田良彦氏は、これまでの活動に対する謝辞を述べ、今後の岩国市の発展に向けた期待感を示した。市議会は全ての議事を終了し、閉会した。