令和3年第3回岩国市議会定例会が6月4日に開会され、会期が25日間に決定された。
議長の藤本 泰也君は、会期の決定について異議なしとし、議事が進められた。
今回は、新型コロナウイルス感染症に関する対応が重視されており、市長の福田 良彦君は、感染状況とワクチン接種の進捗について詳細な報告を行った。これまでに本市での感染者は416人に上り、最近では特に感染者数が増加傾向にあったものの、数日間では減少しているとした。
福田市長は、医療体制についても言及し、病床使用率がピークの時では約70%に達し、現在は下降傾向にあると報告した。また、ワクチン接種についても、65歳以上の高齢者に対して計画的に進めており、集団接種と個別接種が行われているとした。市内での接種が順調に進み、特に高齢者への接種は今月末までに完了する見込みである。
その後の議題でも監査報告が続き、「令和2年度第3回定期監査」と「月次の出納検査結果」の報告が行われた。市議会は関連条例の改正や補正予算の承認等についても審議し、特に公共施設整備基金廃止の条例案や、税条例の一部改正に関しての詳細な議論が行われた。
議案の中には、固定資産評価審査委員会の新委員選任に関する議案が複数あり、それぞれの候補者についても厳格な審査が行われ、同意が得られた。そのほか、行政職員に対する手当てや教育行政に関する重要な議案も含まれていた。
これらの議事を踏まえ、次回の定例会議は6月15日に再開されることが決定した。また、市民に向けての新型コロナウイルス対策の徹底が今後も継続されることも、市長から強調された。市民生活の防疫対策とワクチン接種を進め、地域の安全と健康を保つことが改めて確認された。