令和4年第3回岩国市議会定例会が6月3日に開始された。
今議会では、会期が6月3日から27日までの25日間と定められ、議案や報告が上程され、質疑が行われる予定である。
最初に、議長の桑原敏幸氏が会期の決定を議題にすると、出席議員から異議がないとの合意が得られた。
議会に提出された議案の中には、令和4年度一般会計補正予算(第3号)などが含まれており、総務部長の石橋誠氏が補正予算の説明を行った。
石橋氏は、特に新型コロナウイルスの影響を受けた住民への支援に重点を置くと述べた。具体的には、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金や、子育て世帯への支援金支給が計上されていることが報告された。
また、教育民生常任委員会に付託されたこの議案は、慎重審査の結果、原案どおり可決される旨が報告された。
これにより、補正予算総額は約694億円となり、当初予算規模に比べて約2.1%の増加となる見込みである。
その他の議題として、岩国市監査委員の選任や岩国市公平委員会の委員の選任が議論され、これらも可決された。
さらに、税条例改正や固定資産税に関する議案についても審議が行われる予定である。市長はこれらの議案について正確な情報提供を心掛け、各委員会でしっかりと審査されることを期待する意向を示した。