令和5年度第3回岩国市議会定例会では、会議録署名議員の指名や一般質問、補正予算の審議が行われた。
桑原敏幸議長によると、出席議員の有無により会議は成立した。議日程には、会議録署名議員の指名、一般質問、更には議案第57号の令和5年度岩国市一般会計補正予算が含まれている。
一般質問では、瀬村尚央議員が第3次岩国市総合計画、ウェルビーイング経営、そして錦川清流線の再構築について質疑した。
瀬村議員は特に第3次岩国市総合計画の今後のビジョンについて質問した。福田良彦市長は、同計画が2032年度までの10年間を見越したものであり、地域の課題を解決することが重要であると述べた。また、ウェルビーイング経営の状況についても説明があり、職場の環境向上を目指すと強調した。
さらに、錦川清流線の再構築に関連して、利用促進のための住民団体の動きが報告され、地域の皆が協力して取り組んでいる様子が伺われた。市長は、地域の公共交通を支える機運が高まっていると述べた。
また、議案第57号の令和5年度岩国市一般会計補正予算についても議論が行われた。市長は、特にエネルギーや食料品の価格高騰に関する支援を強調し、省エネ機器への助成などが挙げられた。
長岡辰久議員が補助金の公平性について質疑すると、総合政策部長は、低所得世帯への給付金策とともに、長期的な視点での施策の必要性を説明した。
特別支援教育に関しても話題が上がり、支援員の増員についての議論が交わされた。特に、中学生の栄養基準がいまだ達成されていない点に関しては改善の余地があるとの認識が示された。