令和4年9月12日、岩国市議会の第4回定例会が開催された。この日は、議事日程に基づき、出席議員の指名と一般質問が行われた。
出席議員は30名で、議長を務める桑原敏幸氏の進行のもと、本日の議事が成立したことが確認された。
日程第1として、会議録署名議員に片岡勝則氏、広中信夫氏、松川卓司氏が指名された。続いて日程第2には、9月9日に引き続き一般質問が続行された。注目される質問がいくつかあったが、特に子供の成長と防災教育に関する質疑が多くの議員により行われた。
丸茂郁生議員は、子供の健やかな成長を支える取り組みについて言及。特に新たに設立予定のこども家庭庁について、その方針や市の対応について質問した。市長の福田良彦氏は、国が示す施策の進展や地域との連携の重要性を強調した。子供を取り巻く環境には、いじめや不登校、虐待といった様々な問題が存在するため、市はこれらに対処するための具体的な支援を実施するとの見解を示した。
さらに、丸茂議員は防災意識向上の取り組みにも言及した。近年の異常気象に伴う大規模災害を受けて、学校での防災教育に対する重要性が再確認されている。教育委員会は、教育施設における安全対策や訓練を継続しているが、より実践的な教育導入が求められている。
今後の対策として、防災教育を強化するとともに、地域住民との連携も強化する必要がある。また、少年消防クラブの活動の現状についても意見が交わされた。過去に解散したクラブがある中で、再興の要望も上がっているが、少子化の影響が懸念されている。
このように、今回の定例会は子供の教育、特に防災教育の重要性が再確認された場となり、今後の政策への影響が期待される。引き続き、議員の質疑に対して市がどのように応じていくか注目される。