令和元年第5回岩国市議会定例会が12月5日に開催され、多くの議員から重要な質問が提起された。特に、松川卓司議員が米軍航空機の墜落事故、災害対策、路上喫煙についての問題を指摘し、市行政はこれに対する対応について議論が交わされた。
松川議員は、米軍のFA-18及びKC-130の墜落事故に関して、その調査結果と対応が不十分であることを指摘し、市長の福田良彦氏は「国から詳細な報告を求めている」と述べた。議会では市民の安心・安全を脅かす事案の報告および再発防止策の強化が求められた。
松川議員は続けて、最近の台風による災害対策の重要性も強調した。特に高齢者や障害者を含む全市民が適切な支援を受けられる体制を整える必要性を述べ、地域の災害対策体制の強化を訴えた。市の危機管理監は、さまざまな災害への対応策を見直す考えを示しつつ、多様な避難情報の提供を進めると述べた。
また、路上喫煙についても松川議員は懸念を示し、規制強化と喫煙者への教育の必要性を訴えた。市側は、既存の禁煙区域の周知活動を強化し、地域住民の協力を得た対策を進める意向を示した。
質疑応答では、議員からの意見を真摯に受け止め、各部署が協力し合いながら市民生活の向上に努める姿勢が強調された。特に、災害時における連携の重要性が再確認され、今後の議会活動に期待が寄せられるなど活発な議論が展開された。市は今後も議員からの提言を踏まえ、より良い対応を進めていく方針を明らかにした。