令和4年第1回岩国市議会定例会が3月23日に開催された。
会議では、岩国市の財政状況や新たに副市長を選任する議案について活発な議論が交わされた。特に重要な議題として、経済常任委員会からの報告が取り上げられ、令和3年度一般会計補正予算(第12号)が中心となった。
経済常任委員会の委員長である瀬村 尚央氏は、令和3年度補正予算に関する審査結果を報告した。委員会は、原案が妥当であると判断し、可決すべきと決定した。報告によると、補正予算の中には、商業振興費や観光施設運営経費が含まれ、地域経済の活性化が期待されている。特に、岩国産木材の搬出流通促進事業に関する質疑が行われ感心を呼んだ。委員からは、「新たな事業とその効果について、今後の展望が重要です」との意見が出された。
また、教育民生常任委員会からも多くの報告があり、教育関連の補助と高齢者支援に関する補正予算が重点として挙げられた。丸茂 郁生氏は、「これらは市民の生活向上に重要な予算であり、全会一致での可決が望ましい」と述べた。特に高齢者スマホ活用支援事業では、3,058万円が計上され、対象者の増加が見込まれている。
さらに、副市長の選任に関する議案も提出され、市長の福田 良彦氏は杉岡 匡氏の再任を求めた。この議案も滞りなく可決され、杉岡氏は市政における重要な役割を引き続き担うことになる。議長の桑原 敏幸氏は、各議案の議論を受けて結論を出し、全議案の可決を確認した。
議会最後につとも、議長から長年の奉職に対する感謝が述べられ、閉会となった。議員たちは、地域の発展と住民福祉向上を目指し、議論を重ね今後も市政に取り組む所存である。