令和元年６月１９日の岩国市議会において、選挙投票環境や観光資源に関する重要な議題が討議された。
期日前投票所の設置に関して、宇佐川武子選挙管理委員会事務局長は、参議院議員選挙から大型商業施設での試行的な設置を予定していることを伝えた。この取り組みは、他市で導入されている成功事例を参考にしている。全体の投票率向上を図るため、更なる調査・研究を進める必要性があるとの認識を示した。
次に、地域住民との連携を強化し、町の環境を守ることが求められている。特に、カラスや鳥獣被害に対する対応策が重要なテーマとして浮上した。市民による詳しい通報と、ふん害の軽減を図る施策が諮られている。これには、「カラスよけネット」の設置が有効な手段とされ、住民への周知徹底を図る努力が発表された。
観光資源として有名な錦帯橋に関しては、ウ飼いと蛍のコラボを活かした新たな観光施策が求められている。市は、国の助成を受けることで、ウ飼いの文化を継承しつつ、蛍の生息地の環境を整えることが焦点となっている。これまでの実績から、蛍が乱舞する環境整備を進めるべく、施策の実施が急務との理解が示された。
また、（仮称）錦帯橋資料館の整備に向けた進捗状況も報告された。霊的・文化的な価値の発信が期待される施設であり、市民と観光客にとって魅力的な場所となるべく、現在の土地の取得状況を確認した上で、幅広い意見を反映することが求められている。
最後に、観光戦略を強化するためには、インバウンドとして外国人観光客の誘致が必要で、特に2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えたPRや整備が強調された。これにより、岩国市の観光地としての存在感を高め、地域経済の活性化が期待される。また、現地の魅力を伝えるために、映像 コンテンツやパンフレットの制作が進められていることが報告された。