令和2年第7回岩国市議会定例会が開催された。会議では、様々な議案が審議された。
まず、会期の決定が行われ、本会議は11月26日から12月22日までの27日間とされた。
続いて、門前町三丁目で発生した下水道工事に関する事故が報告された。市長の福田良彦氏によれば、事故の原因は硫化水素ガスが立て坑内に充満したことが挙げられる。
市はナノバブル工法を使って水を無害化し、安全に処理を進めている。作業は順調に進捗しており、7月中に処理水の搬出が行われ、安全確認後に夜間通行止めが解除される見込みである。
次に、令和2年度一般会計補正予算が提案され、職員の人件費や事業の進捗に応じた経費調整が行われる。今回の補正額は446万3,000円で、予算規模は924億3,603万7,000円になる見込みだ。
新型コロナウイルス対策として、地域経済活動回復支援事業交付金が計上されており、支援の充実が図られている。
また、議案第106号から第119号までの予算や条例についても審議され、特に副市長の杉岡匡氏が予算の意義や内容について説明した。議案には、建築物の制限に関連する条例や、新たな設計業者の指定も含まれる。
質疑応答において、議員からは医師会病院の一般診療再開時期に関する質問があり、地域医療担当部長の山田真也氏が感染状況に応じた答弁を行った。一般的に、感染が確認されてから最短2週間後の再開が期待されるとのことである。
今回の定例会では、様々な議案とともに、今後の岩国市の姿勢や地域経済の回復に向けた施策についても議論が行われる。議論には、特に新型コロナウイルスに対する経済対策が要となることが強調されている。引き続き、議会の動向が注視される。