令和3年6月17日、岩国市議会では第3回定例会が開催され、重要な議題が多く取り上げられた。
最初に、議長の藤本泰也君が本日の会議を開く旨を宣言し、議事日程に従って進行した。その中で、日程第1では会議録署名議員の指名が行われ、大西明子君、細見正行君、石原真君が選ばれた。続いて日程第2の一般質問へと移行し、矢野匡亮君が質問に立った。
矢野君は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた現状において、教育に関連する質問を行った。特に、「i-GIGAスクール構想」に関する質問では、特に小学校1・2年生用のタブレット端末割当の問題について触れ、他の自治体との比較や保護者への情報提供の遅れも指摘した。教育長の守山敏晴君は、i-GIGAスクール構想が効果的に進められている旨の発言をしたが、問題点についての具体的な解決策には触れなかった。
次に、河川の防災及び減災に関する質問が行われた。矢野君は、ハザードマップへの作成義務の拡大について言及し、特に新設するハザードマップ作成の必要性について市の考えを問うた。市長の福田良彦君は、河川の氾濫に関するマップ作成について現行の制度を説明し、今後の計画も示した。
さらには、「錦帯橋世界文化遺産」登録への道程が議題に上がった。中村雅一君は、保存活用計画の策定を進める中で市民からの意見を問いました。専門家の意見や市民の意見を取り入れた取り組みが大切であると強調した。また、文化的景観を残していく上での具体的な施策が求められ、観光施設の考慮も議論された。
最後に、山口県の経済対策に参加するよう求めた議論もあり、特に女性や高齢者への支援策に目を向ける必要性が指摘され、早急な措置の必要性が訴えられた。