令和2年第4回岩国市議会臨時会が、7月17日に開催された。
議事では、岩国市における新型コロナウイルス関連の問題に注目が集まった。
市長の福田良彦氏は、岩国基地内での感染者発生の報告を行った。7月13日に確認された感染者3名は、羽田空港到着時にPCR検査を受け、陽性結果が判明した後、外出制限措置が取られた。
市では、感染拡大防止のため、4点の要請を岩国基地側に行ったことなどが報告された。
県と連携し、山口県は基地への要請を強化。
福田市長は、「感染者の行動経路を追跡し、迅速に対策を講じること」を強調した。市長はまた、市民への情報提供の重要性を述べ、感染症対策に対する市の取り組みを説明した。
さらに、大西明子議員からは、米海兵隊の訓練とそれに伴う報告が不十分であるとの指摘があった。
この訓練が地域住民に不安を与えているとし、米軍からの透明性が求められるという意見が交わされた。
議案の審議に入り、令和2年度岩国市一般会計補正予算が提案された。中でもプレミアム商品券発行事業に10億5300万円が計上されることが議論され、従来の負担軽減策を踏まえた適切な財源確保が求められた。
市長はこの商品券が地域経済の活性化に寄与することを示唆した。
また、議会内でも新型コロナウイルス感染症への対応策として、学校における教職員の支援体制強化をいかに進めるかが議論され、教育現場の負担軽減が重要であるとの共通認識が得られた。