令和2年第2回印南町議会定例会が行われ、重要な議題がいくつか議論されました。中でも、防犯対策としての防犯カメラの増設や、新型コロナウイルスに関連した様々な課題についての検討が注目されました。
一般質問では、前田憲男議員が地域の防犯について言及しました。近年、地域での犯罪が増加していることから、防犯カメラの増設を強く求める意見がありました。前田議員は、「私の地域でも被害が発生しており、常習性があるのではないか」と危機感を募らせました。これに対して、総務課長は防犯カメラの設置を推進しており、現在7か所に設置されていると説明しました。さらに、住民の安全・安心を確保するため、財源を確保し有効な設置場所を考えると述べました。
次に、新型コロナウイルスに関する質問に、榎本一平議員が登場しました。彼は、感染症対策や学校再開について質問をし、スムーズな運営を求めました。コロナ禍での住民への給付金対応についても評価されながら、教育現場の負担軽減と指導方法の工夫が求められました。教育長は「感染防止対策をしながら、学校の成長を確認する」とし、今後の方針に言及しました。
公共交通についても議論が行われました。岡本庄三議員は、交通弱者の日常的な移動手段の確保に関する施策を問いました。町のデマンドタクシー運行などの取り組みが報告され、地域住民の利便性向上が強調されました。特に、稲原ルートの廃止についてその対策を議論し、行政の支援策に期待が寄せられています。
更に、夏見公久議員が小規模開発の対策とオンライン授業の増進について質問しました。小規模開発に関して、町はこの領域への対応を強化する必要性が訴えられる中で、住民の不安や意見を尊重した施策推進が重要だと確認されました。教育においては、オンライン授業の体制が整備されつつあり、GIGAスクール事業を通じてのICT環境の充実に向けた取り組みが強調されました。