印南町議会の定例会において、町長の4期目の抱負や防災についての重要な議題が取り上げられる中、木村栄一議員が町長の見解を尋ねました。
特に、木村議員は町長選挙での圧倒的な支持を受けた町長に対し、
「町長は5つの希望あふれるまちづくりを掲げている。この中で特に防災対策は重要である」と指摘しました。
町長は、これまでの経緯などを振り返りつつ、「強靱で安心・安全な町を実現するため、引き続き全力で取り組む」と強調しました。
また、耐震化率についても言及され、印南町の現状が2018年調査で70.8%と全国平均に比べて遅れを取っていることが指摘されました。
この状況を改善するために、町では耐震改修補助制度が設けられており、近年は少しずつ申請件数が増加していることも報告されました。
次に、木村議員は防災の観点から備蓄食料についても質問しました。
「現在3日分の備蓄があるが、これでは不十分ではないか」との問いに対し、行政は「備蓄は重要だが、地域での自助、共助も大切である」との見解を示しました。
井戸の活用に関しても議論が交わされ、町では災害時用の協力井戸登録を進める方針が話されました。