令和6年度印南町一般会計予算が審議された。
出席議員は12名であり、全体の会議が順調に進行した。議案第22号に対して、総務課長が詳細な予算説明を行った。
令和6年度の歳入歳出予算は64億163万7,000円に設定され、前年度比で8億4,085万6,000円の増加となる。特に、教育や防災関連事業に重点が置かれ、印南町での未来への投資を強調した。
総務課長は「防災対策や未来投資事業、子育て施設の充実などを進め、地域の経済と福祉を育てる」と発言。中でも、統合中学校建設事業が次世代の教育環境を整える最大の投資になると述べた。
本年度の主な新規事業には、学校給食費無償化や出産祝い金給付事業、各種支援事業が含まれる。これにより、住民の生活向上を図る狙いが示された。
また、予算の一部は地方債の起債により賄われ、特に過疎対策事業に4億1,000万円が充てられる見込みである。町長は「今後の事業推進にあたり、長期的な財政運営を視野に入れる」と強調した。
会議の中では、議員からの質疑も行われた。たとえば、榎本一平議員は、予算の具体的な使用先について確認を求め、その後の説明において明確な回答が得られた。
また、議案審議後、休会を決定し、明日からの議案精査に向けて準備が整えられた。議長は、「次回に向けて、詳細な検討を重ねることが必要」として、今後の段取りについて明言した。
このように、印南町の未来を見据えた予算計画は、住民ニーズを反映したものであることが伺える。希望ある地域づくりに向けた第一歩として期待される。