令和2年9月定例会が開かれ、主に新型コロナウイルス対策や職員採用について議論された。
町長の挨拶で、先日の台風10号による影響を受けたことや、国政の動向にも言及された。特に、安倍首相の辞任表明に触れ、町民を代表して感謝の意を表した。
新型コロナウイルス感染症に関して、印南町では複数の支援策を展開中である。第1弾として、商工会と連携したテイクアウトクーポン券事業を進め、第2弾として各世帯に3万円の応援券、第3弾における新しい生活様式対応策も発表された。これにより、町では家庭、地域、学校の三つに対して感染予防に向けた取り組みを強調している。
特に、家庭への感染予防費用として1世帯5万円を支給する新型コロナウイルス感染症予防対策特別定額給付金事業が実施される。このような施策を通じて、「感染者を出させない」方針が示されている。
また、教育分野では、印南町立中学校の適正規模に関する考え方が示された。今後、町民の意見を聞きながらの検討がされる予定だ。GIGAスクール構想として、学校におけるネットワーク整備やトイレ改修工事も進める。
国勢調査が来週から開始されることが報告され、調査の重要性が強調された。今議会では、印南町の重要な広報として、町民に協力を求めている。
議案としては、印南町議会の選挙運動に関する条例の制定なども提案され、議員の協力が期待されている。町長は郵政改革や招致活動についても言及し、より良い印南町を目指す姿勢を示した。